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Progateで挫折した僕が、プログラミングスクールについて本気で考えてみた
公開日: 2025年9月16日
僕がプログラミング学習を始めた当初、まずお世話になったのがProgateでした。
当時は「とにかくレベルを上げればエンジニアになれる」と信じ込んでいて、Javaのコースをひたすら周回していました。スライドは分かりやすいですし、コードを書けばすぐに動く。レベルが上がって「忍者」のランクが上がっていくのが楽しくて、ゲーム感覚で毎日触っていました。
「これだけやったんだから、もう簡単なアプリくらい作れるだろう」
そう思っていました。
しかし、いざ「自分のパソコンで掲示板を作ってみよう」と思い立ち、VS Code(エディタ)を開いた瞬間、手が止まりました。
「...あれ? そもそもJavaってどうやって動かすんだ?」
Progateではブラウザの中に環境が用意されていましたが、自分のパソコンでは「環境構築」が必要だということすら理解していなかったのです。JDKのインストール? パスを通す? 黒い画面(ターミナル)でコンパイル?
コードを書く以前の段階でつまづき、エラーが出ても何が悪いのか全く分からない。
結局、その日は「Hello World」すら表示できずにパソコンを閉じました。あの時、「自分はプログラミングができる気になっていただけだったんだ」と痛感しました。
この経験は僕だけではないはずです。この「Progateが終わった後に何をすればいいか分からない」状態こそが、独学の最大の壁だと僕は考えています。
なぜProgateだけでは「作れる」ようにならないのか?
Progateは「文法を学ぶ場所」としては最高ですが、「開発を学ぶ場所」ではないからです。
僕の失敗は、Progateをクリアすることを「ゴール」にしてしまっていたことでした。
実際の開発現場に出て分かったことですが、プログラミングの仕事の半分以上は「コードを書くこと」ではなく、「環境を作ること」や「エラーの原因を調査すること」です。
Progateでは、この一番泥臭くて大変な部分(環境構築やエラー調査)がきれいに取り除かれています。
だからこそ、いざ自分の力だけでやろうとすると、「補助輪なしでいきなり砂利道を走る」ような状態になり、転んでしまうのです。
プログラミングスクールを検討した時の「迷い」
独学に限界を感じた僕は、プログラミングスクールを調べるようになりました。しかし、受講料を見て驚愕しました。数十万円。当時の僕にとっては、簡単に払える金額ではありません。
「ネットで調べれば情報は出てくるのに、わざわざ高いお金を払う意味があるのか?」
正直、かなり迷いました。ですが、独学でエラーにハマって3日間何も進まなかった時の「時間の浪費」と「精神的な辛さ」を天秤にかけ、僕は環境を買うことにしました。
僕が思う、スクールのリアルな価値は以下の3点です。
1. 「環境構築」や「エラー」で挫折しないための保険
独学時代、環境構築のエラーひとつで1週間を無駄にしたことがあります。あの時間は本当にもったいなかった。
スクールなら、メンターに画面共有して「ここが動かないんです」と言えば、数分で解決のヒントがもらえます。「悩む時間」ではなく「学ぶ時間」にお金を使えるのが最大のメリットでした。
2. 「強制力」がないと続かない(自戒を込めて)
僕は意志が弱かったので、独学だと「今日は疲れたから明日やろう」とサボりがちでした。
スクールにはカリキュラムの期限や、定期的なメンタリングがあります。「次の面談までにここまで進めなきゃ」という強制力が、モチベーション維持の補助輪になってくれました。
3. 現場レベルの「書き方」を知れる
独学だと「動けばいい」というコードになりがちです。
しかしメンター(現役エンジニア)に見てもらうと、「この書き方だとデータが増えた時に重くなるよ」「現場ではこういう変数名は使わないよ」といった、実務的なフィードバックがもらえます。
これは書籍やProgateだけでは絶対に学べない部分でした。
結論:時間は有限。どう使うかが重要
Progateで挫折した経験から言えるのは、「独学で壁にぶつかって悩み続ける時間も大切だが、それがあまりに長いと挫折の原因になる」ということです。
もしあなたが今の学習に行き詰まっていて、
- エラーの解決方法が分からず、数日止まっている
- 何から勉強すればいいか、ロードマップが見えていない
- 一人で学習を続けるモチベーションが限界に近い
という状況なら、スクールを検討するのは逃げではなく、賢い「時間の使い方」だと思います。
僕はあの時、独りよがりの学習を辞めて「人に聞ける環境」を手に入れたことで、エンジニアとしてのキャリアをスタートできました。
自分に合う環境かどうかは人それぞれです。いきなり入会するのではなく、まずは無料相談などで「今の自分の悩み」をぶつけてみるだけでも、突破口が見えるかもしれません。
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