【メンタル編】エラーが出たら、むしろガッツポーズしよう
公開日: 2025年9月22日
プログラミング学習の旅路で、私たちの心を最も容赦なく折りに来るもの。それは、ターミナルに表示される、あの真っ赤なエラーメッセージではないでしょうか。
「何時間も頑張って書いたのに、動かない…」
「書いてある英語の意味が全く分からない…」
「もう、自分には才能がないんだ…」
僕も、このサイト「SerchCode Pro」を作っている過程で、数え切れないほどのエラーに遭遇し、何度も心が折れかけました。ひとつエラーが出ただけでまずエラー原因を調べるのに30分以上、解決するのに1時間以上・・しんどい。。。
しかし、多くのエラーと格闘し続けた結果、僕は一つの真理にたどり着きました。 それは、「エラーは、敵ではない。最高の教師である」ということです。 今日は、あなたもエラーが出た瞬間に、絶望ではなく、むしろ**小さなガッツポーズ**ができるようになるための、考え方の極意をお伝えします。
なぜ私たちはエラーを恐れるのか?
学校のテストでは、間違い(エラー)は減点対象でした。だから私たちは、「間違えること=悪いこと」と無意識に刷り込まれています。 しかし、プログラミングの世界では、この価値観は180度逆です。
プログラミングにおけるエラーとは、「あなたのコードが、今まさに成長しようとしている証拠」なのです。 エラーが出ないプログラムとは、ただチュートリアルを書き写しただけの、何の挑戦もしていないプログラムです。あなたが何か新しいことを試み、自分の頭で考え、創造しようとしたからこそ、コンピュータは「おっと、そのやり方はルールが違うみたいだよ!」と、エラーメッセージという形でフィードバックを返してくれるのです。
エラー解決の達人になるための3ステップ
エラーを「教師」として受け入れたら、次はその「教え」を正しく読み解く技術を身につけましょう。
ステップ1:まずは、深呼吸して「読む」
真っ赤な英語の羅列を見ると、パニックになってしまいますよね。でも、慌ててコピペして検索する前に、まずは深呼吸して、メッセージを一行目だけでも読んでみてください。
ImportError: cannot import name 'send_from_directorywa'
Did you mean: 'send_from_directory'?
多くの場合、エラーメッセージは、驚くほど親切に「もしかして、これの間違いじゃない?」とヒントをくれます。コンピュータは、あなたを困らせたいのではなく、助けたいのです。
ステップ2:エラーメッセージを「分解」して検索する
メッセージを読んでも意味が分からない場合、次にそれをGoogleで検索します。しかし、ここでコツがあります。 エラーメッセージ全体をそのままコピペするのではなく、**エラーの種類**と**本質的な部分**だけを抜き出して検索するのです。
- 悪い例: ImportError: cannot import name send_from_directorywa from flask (C:\Serch_Procode\venv\...)
- 良い例: flask ImportError cannot import name
ファイルパスのような、あなたの環境に固有の情報を取り除くことで、世界中の同じエラーで悩んだ開発者たちの解決策に、素早くたどり着くことができます。
ステップ3:デバッグツールと「友達」になる
Web開発には、最強の相棒がいます。それが、ブラウザのデベロッパーツールです。 F12キーで開けるこのツールは、特にフロントエンドのエラー解決において、絶大な力を発揮します。
「要素の検証」でCSSがなぜ効かないのかを調べたり、「コンソール」でJavaScriptのエラー箇所を特定したり。このツールと友達になれるかどうかで、あなたの成長速度は劇的に変わります。
諦めない心が、あなたを「本物のエンジニア」にする
プロのエンジニアも、一日に何十回とエラーを出します。ベテランと初心者の違いは、エラーを出す回数ではなく、エラーに遭遇した時の「心の持ち方」と「解決へのアプローチ方法」だけです。
エラーは、あなたが越えるべき壁であり、越えるたびにあなたを強くしてくれる経験値です。 だから、次にエラーが出たら、こう思ってください。 「よし来た!レベルアップのチャンスだ!」と。
そして、もし本当に手詰まりになった時は、この「SerchCode Pro」を思い出してください。あなたの最高の相棒として、エラー解決の手助けができることを、心から願っています。
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