なぜ僕はコード解説ツール「SerchCode Pro」を作ったのか?
- 独学プログラマーだった過去の自分
公開日: 2025年9月7日
はじめまして。「SerchCode Pro」を開発・運営しているあさきです。 この度は、数あるWebサイトの中から、僕の作ったこの小さなツールを見つけてくださり、本当にありがとうございます。
今日は、僕がなぜこの「SerchCode Pro」という、ちょっとニッチな開発ツールを作ることになったのか、その背景にある個人的なストーリーをお話しさせてください。これは、プログラミング独学の壁にぶつかり、もがき苦しんだ過去の自分自身に向けた手紙のようなものでもあります。
「この一行」が分からない… 独学時代の絶望
今でこそ、仕事としてコードを書いていますが、僕も数年前までは、皆さんと同じようにプログラミングを独学で学び始めた一人の学習者でした。当時は右も左もわからず、ただただ書籍やオンライン教材に書かれているコードを夢中で書き写す毎日。
そんな中で、僕の学習を何度も中断させた、大きな壁がありました。
それは、「たった一行の、意味のわからないコード」の存在です。
チュートリアルを進めていると、必ず現れるんです。「なるほど、こう書けばいいのか…ん?でも、この一行だけ、一体何をしてるんだ?」という謎のコードが。
例えば、for i in range(5): のような、今思えば基本的な構文でさえ、初学者にとっては宇宙語のように見えます。「なんとなく繰り返し処理なのは分かるけど、なぜこう書くの?」「range(5)って具体的に何が起きているの?」
ネットでそのコードだけをコピペして検索しても、断片的な情報しか出てこない。公式のリファレンス(説明書)を読んでも、専門用語だらけで余計に混乱してしまう。そんな経験はないでしょうか?
たった一行が分からないだけで、それまで積み上げてきたモチベーションは一気に消え去り、何時間も、時には何日も学習がストップしてしまう。あの手詰まり感と焦りは、今でも鮮明に覚えています。
限界を感じて上京、そして気づいたこと
独学での学習に限界を感じた僕は、思い切って上京し、幸運にもエンジニアとして会社に就職する機会を得ました。そこで、優秀な先輩エンジニアたちのコードを読んだり、直接質問したりする中で、僕の知識は爆発的に伸びていきました。
先輩たちが教えてくれたのは、単なるコードの書き方だけではありませんでした。
「このコードは、こういう思想で作られているんだよ」
「こういう場面では、こっちの書き方の方が効率的なんだ」
「この一行は、こういうエラーを防ぐためのおまじないみたいなものさ」
彼らが教えてくれたのは、コードの背景にある「文脈」や「意図」でした。独学時代に僕が一番知りたかったのは、まさにこれだったのです。
その時、強く思いました。
もし、独学時代の僕の隣に、こんな風にコードの意図を教えてくれる「先輩」がいてくれたら、どれだけ学習が楽になっただろう。どれだけプログラミングが楽しくなっただろう、と。
過去の自分を救うためのツール
「SerchCode Pro」は、そんな僕の原体験から生まれました。
このツールは、単にコードの表面的な意味を解説するだけではありません。AIの力を借りて、「このコードがなぜ必要なのか」「どんな場面で使うのか」という、かつての僕が知りたかった「文脈」までを提供することを目指しています。
会社に入って環境に恵まれなければ、もしかしたら僕はプログラミングを諦めていたかもしれません。でも、誰もがそんな環境に身を置けるわけではありません。
だからこそ、僕はこのツールを、今まさに独学で頑張っているすべての人に届けたい。
あなたが学習の途中で孤独を感じたとき、小さな疑問で足が止まってしまったとき、この「SerchCode Pro」が、あなたの隣にいる頼れる「先輩」のような存在になれたら、開発者としてこれ以上の喜びはありません。
まだまだ発展途上のツールですが、これからもっともっと賢く、便利にしていきます。
ぜひ、日々の学習のお供として、気軽に使い倒してみてください。
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